大阪公演「ニューヨークに行きたい!!」観劇感想①
お久しぶりでございます。
3年弱続けていた仕事を辞め、今は次の就職に向けて充電期間中(のつもり)です。
ちょっとこのブログに対しても、いろいろ考えました。
そもそもなぜブログをはじめたのか?
そこに立ち返ってみると、やっぱりセナ君の魅力をどうにかして言葉で伝えたい、彼女が出ている作品の面白さを伝えたいという気持ちだったのかと思います。
最近それを忘れがちになっていたな・・・とつくづく思います。
それは自分の「好き」を知ってほしい、分かって欲しいというエゴでもあるのかもしれませんが、それでも分かってくれる人がいること、同じ気持ちで観劇した人が同じ空間にいたことを知るのは大きな喜びだと思います。
最近は東京→大阪の公演が大半なので(笑)、宝塚の時のようにこれから観劇する人へ、そして観劇して欲しいというおすすめの気持ちではあまり書けないのですが、公演をご覧になれなかった方に少しでも伝えられたらなと思っています。
と、いう言い訳をしつつ(笑)、もう去年の話になってしまいましたが、梅田芸術劇場での「ニューヨークに行きたい!!」の観劇感想です☆
私は2010年のクリスマスシーズンにこの「ニューヨークに行きたい!!」のウィーン版を見ていました。→観劇感想。
で、その時の観劇感想でさんざん「言葉がわからない」ことの不自由さを訴えていたのですが(笑)、それが日本版で日本語で見れたことにまず感動しました(笑)。
そしてその日本語への翻訳もお見事☆海外のコメディって翻訳が難しいのですが、飯島早苗さんの脚本翻訳がとても良かったです。ナチュラルな日本語で面白く見ることができました☆「OH!My God」を「オーマイ神様」って訳したセンスに乾杯(笑)。
今回のウィーン版の脚本が元ということで、ちょっと双方共に残念だったのは、どうしても「恋か仕事か」の二者択一の物語に見えがちになってしまう点かと。
私は個人的には、これは従来「二者択一」しなければならない・・というところに苦しめられてきた女性が、その固定概念から脱却する話かなと思ったので、最後のリサの状況がもう少し明確にわかれば良いかなと思いました。(テレビの賞は受賞できたけれど、授賞式に出なかった・・ということですよね。もう少し受賞したこと自体は祝ってあげても良いのかなと思ったのですが)。
ドイツ・シュツットガルト版が脚本がだいぶ違うようなので、ちょっと脚本に手直しを加えて、再演願います(笑)。
物語自体は、ドイツと日本ってなにげに社会問題とかいろいろ似ているの??と感じる部分もあって、馴染みやすい題材なのかなと。老人ホームの話とか、母親と娘、父と息子、同性愛カップル等々取り込まれてるテーマが遠い国の話・・ではなかったかと。
だから逆にファンタジーとして笑い飛ばすには、ちょっと難しい面もあるかと思います(すべてが「ありえない」話ではないので)。でも、だからこそ、舞台で提示されている問題について観客にちょっと考えを促す面もあったように感じました。そこが勝手に「ドイツっぽい」舞台だなと私は思ったんですが(笑)。
BWみたいに、皮肉って笑い飛ばすわけでもなく、ちょっと考えさせるような感じが。
朝日新聞のミュージカルの話題でBWミュージカルの「エニシングゴーズ」と似ているって言われていたけれど、あれはやっぱりBW的で、このNYはちょっと味わいとしては違うんじゃないかなと感じたりもしました。
登場人物が、そう遠くにいない人というか、身近にいそうな感じに思えるし、自分たちの中にもリサやアクセルや、フロリアンや、マリアやオットーのような部分がなにかしらあるんじゃないかという風にも思えました。
そう言う意味では、帝劇ミュージカルでは大変珍しいトレンディドラマ的なミュージカルだったのではないかと(笑)。
私は個人的には、いろんな世代が見て、いろいろ感じて考えたら面白い舞台だと思ったので、今後また上演して欲しいです。宣伝では観客ターゲットは女性だったけれど、もっと幅広い年齢層で見て楽しむ作品なのかなと。
ウィーンでは老若男女様々な人が見ていましたし。
演出は私はウィーン版より日本版のほうがお洒落だった気が(笑)。衣装とか場面の作り方とかがシンプルで、見やすい気がしました。あと日本向けにちょっとマイルドになっていたりとか。
ダンスも日本版のほうが多かった印象なんですが・・・。
ギリシャのワイン♪とか66歳になったなら♪とか、アンサンブルは日本版の方がはるかに踊っていたなと思います。
あとマリアとオットーの夢想の中のNYも、有名ミュージカルを絡ませてわかりやすくなっていました。
キャストは、けっこうウィーン版とイメージは私は違ったかと。それは良い意味でですが。
リサとアクセルがやっぱり雰囲気違うかなと。
ウィーン版のリサはとにかく背が高くて(笑)、ヒールはくと絶対アクセルより大きい(笑)。だから立っているだけで威圧感があって。そういう見るからに強そうな女性が、恋に落ちたり弱さを見せたりする落差の面白さっていうのを感じました。
セナ君のリサは、見た目はそんなに強そうには思わないので、とにかく芝居で強くえらそうに(笑)振舞っていて・・逆にそのいっぱいいっぱい感がリサがすごく肩肘張って生きている姿にうまく重なっていて、弱いところやかわいいところを見せるところにふと女性らしい色気が滲むのがチャーミングな感じでした。男役として頑張ってきた部分と本来の部分とが、リサという役に絶妙にマッチしていたのではないかと(笑)。
さとしさんのアクセルはそんなリサを余裕のある感じで見守っているような・・包み込むような感じがあって、ロマンティック要素は案外日本版の方が強かったんじゃないかと思いました。
マリアとオットーも印象がちがって・・・。
ルリ子様のマリアは、なんというかウィーンのマリアより、行動力とかいろいろな意志の強さが際立っていたのではないかと(笑)。あと、ちょっと浮世離れした感じはルリ子様は強かったように思いました。
とにかく主役コンビの色の違いは大きかったのではないかと思います。
セナ君とさとしさんというちょっとロマンティックな感がある二人が主演だったからこそ、現実感のある(ありすぎる)作品が少しふわっとした夢のオーラに包まれるような(笑)感じになっていたのではないかと。「朝食まではそばにいて♪」のナンバーが一番それが顕著に出ていたのではないかと思います。
キャスト感想は次に続きます。
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