私には見たいものがあるから(月組「ラストプレイ」「Heat on Beat!」8回目)
昨日見た8回目の「ラストプレイ」「Heat on Beat!」の感想です。
明日がもしかしたら最後の観劇になるかもしれないので・・・。心して見てきます。
昨日は久しぶりにプチミュージアムにも行ってきました☆
実は大劇場に見に行くわりに最近はあんまり行っていなくて・・・。
でも、セナ君はじめ退団者の特集が見たくて行ってきました。また写真アップ出来たらします♪
いや・・もう昨日はプチミュージアムで泣きそうになって・・・。ものすごく愛情たっぷりの退団者特集でね・・。
写真が大量にあり、イラストもありました。写真にいろいろタイトルをつけて特集してくれていて・・・。
また、流れている映像が懐かしいものばかりで・・・。
セナ君の歩んできた道を思い返して・・・自分のいろいろなその時の気持ちを思い出しました。
昨日の公演を見ていて思ったのは、私は今回の公演見ていて・・・少しは泣いているんですが、大泣きという感じにまでならないのは、「泣けない」からではなく「泣かない」ようにけっこう我慢をしているんだなと。
泣きそうな気持ちになるんだけれど、泣く手前でぐっとこらえてしまう。
なぜか?というと、涙で視界を遮りたくないから。
泣いている暇があるなら、一瞬でも多くセナ君の姿を見ていたいから。
男役・瀬奈じゅんの姿をどんなときも見つめていたいから。
だから、自分の寂しさにおぼれてしまって、セナ君の姿を直視できなくなることを何よりも自分は恐れている・・ということに昨日気付きました。
昨日の公演はいままで見た中では一番でした。
■「ラストプレイ」
青樹君が休演で大丈夫かなと心配していたのですが、代役の人たちが落ち着いた安定した芝居っぷりで良かったです。星条さんは堂々としていましたし、それぞれの代役に入った麻月さんも沢希さんも良かったです。
新公終わって、全体的にすごく落ち着いていました。
セナ君は本当に本当に細かい台詞回しを微妙に変えていて、感情表現がより細やかになっていました。
あんまりわからない程度ではあると思うんですが、そういう微調整が良い味を出しています。
ムーアとの口論の場面は逆にちょっと抑え気味になったのが、アリステアらしくて良かったのではないかと。
そのぶん最後のところが熱くて、芝居の匙加減が絶妙でした。
しずくちゃんがどんどんナチュラルに上手くなっていますね。
ヘレナは彼女の持ち味にもぴったりくる役ですし。
星条ローレンスはクールな悪役といった趣。でも、最後の対決の場面でそのクールさが崩れるところが面白かったです☆青樹君はいかにも人のよさそうなところを活かした、ちょっと小心者のローレンスでしたが、星条さんは自分の個性を活かしていてどちらも良いと思いました。
ムーアとローレンスの間に割り込むアリステアの背中にちょっかいを出すローレンスがおかしくて(笑)。
確かにムーアの言うとおりに「めちゃくちゃ」でした(笑)。
「ラストプレイ」は何回も見るほうが私はより胸に沁みる作品です。
いろいろ突っ込みどころがないわけではないんですが(笑)、でも良い作品だと思います。
人の優しさとか哀しさとか・・いろいろ優しく静かに伝わってくる感じが心地よいです。
初見でいまいちぴんと来にくいと私が感じたのは、やっぱりいろんな面で「宝塚」の作品の暗黙のルールを破っている作品だからかなと(笑)。サヨナラの作品として・・の決まりごとというよりは、宝塚作品の決まりごとをとことん裏切っている気がしなくもない(笑)。
ただ、その裏切りに慣れると、けっこうふつうに見ることが出来る作品な気がします(笑)。
というより、宝塚のルールを知らないほうがストレートに面白い気もします。
わからないですけど。私はどっぷりヅカファンでしょうから、そういう視点でないところから見るっていうのは、初見では無理でしょうし。
主人公に恋愛がない、主人公があまりしゃべらない、主人公がスーパーヒーローでないとか(笑)。
まぁ逆に言えば、宝塚の主人公はなんであんなに毎回恋愛して、よく喋って、その上強いのかということにもなるんですが(笑)。
でも、逆に恋愛じゃないけれど、さらっとした優しい愛情がたっぷり描かれているという意味ではとても宝塚らしい芝居でもあると思うんですよね。
■「Heat on Beat!」
見るたびにどんどんすごくなっていっているのが、「EL VIENTO」から後半です。
なんでしょう?組子の思い、セナ君の思いの溢れ出さんばかりの勢いがすごくて・・・圧倒的です。
見終わった後、しばし呆然とします。あまりの迫力に圧倒されて。
「EL VIENTO」は確かに風を感じます。
爽やかに・・でも熱く吹き抜ける風が劇場を駆け巡っています。
セナ君の歌声にも非常に強さを感じます。
白い風たちと共に舞い上がって行ってしまう・・・。
固定相手役がいなくなってからの、セナ君の相手役は「月組」そのものなのだと強く思うんですよね、ここの場面。
組子が相手役。だから彼らと共になら、舞い上がることが出来る。
そういう一体感を強く感じます。
「EL TANGO」は初見からずっと変わらず、私のお気に入り場面。
曲はよく使われている「リベルタンゴ」ですが、振りが現代ですよね。
そういえばプチミュージアムでセナ君が一番印象的なダンス場面に「レビュドリ」の砂の場面を挙げていて、ちょっと意外だったんですが・・・よく考えたらあの場面がKAZUMI-BOY先生の初めての振り付けの場面だったんですよね。前にも書いたんですが、セナ君がKAZUMI-BOYさんに出会えたことは本当に幸せなことだったのではないかと。しかもトップになったタイミングで。
セナ君のダンスのシャープさと基礎の確かさ、そしてリズム感・・・そういうさまざまな要素がぴたっとはまる振付の場面をいくつも作ってくれたKAZUMI-BOYさんには感謝の気持ちでいっぱいですね。
本当にここはかっこいいとしかもう・・・。
裸足の場面はまたちょっと空気感が違う感じで・・・。日に日にすごく厳かでものすごく神聖な場面になってきているような・・・。見ている方も息をつめて見ている気がします。
アパショのときのソロダンスで、「寂しさ」を強く感じたと仰っていた方がいましたが、今回はそんなことを全く感じさせないです。
それがこの1年半を経てセナ君が見せた答えなのでしょう。
一人でいることは、それほど寂しく孤独で辛いだけのことなのか・・?と。
そうではない・・と。だからこそ出来ることも、行ける場所もあるんだと。
そして黒燕尾も、日に日に厳かに静かなる迫力が増しています。
もう・・・圧倒的なんですよ。セナ君の輝きが。
隙のない身のこなし、ラインの美しい燕尾でのダンス・・・。
なんて美しい男役なんだろうという思いが日に日に私も増していて・・・・その姿を1秒でも多くでも見つめていたいと切実に思うのです。
組子が見守る中で、銀橋に一人歩んでいくセナ君の美しさ・凛々しさが強烈です。
あぁ・・・言葉を尽くしても語れない・・・。
あの姿だけはぜひ自分の目で確かめていただきたい!!
あぁ・・・明日が見納めなら・・・と思うと落ち着かないです。
もう全然平気なんかじゃないですし、どうしようもない気持ちでいっぱいです。
でも、涙で視界を遮らずにしっかりあの輝きを見つめてきたいと思います。
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