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ヅカのふつうとふつうじゃないこと

なんとなく「ラストプレイ」語り2連続で行きます(笑)。
今日は新公ですが・・・青樹君が休演の発表もあって・・・心配です。ローレンス、とっても良い味が出ていて面白い役だったので、一日も早い復帰を願っています。代役さんも頑張れ!!


なんとなく・・・アリステアという役について。

私的にはアリステアは「等身大の主人公」で。
セナ君自身もお茶会で入りやすい役と言っていたように、私も共感しやすい役でした。

が・・・ヅカファンの中ではそうでもない意見もあるようです。
もちろんいろんな人の感覚があるでしょうが・・・。

なんというか・・・ヅカ作品の主役としては、ものすごーくふつうな人なんですよね、アリステアは(笑)。
虚構の世界である宝塚で、ものすごく等身大の役が出てきたときに、ひょっとして違和感がある人もいるのかなとなんとなく思いました。
遠い世界の中にひょこっと現れた身近な存在。
アリステアは自分の中にある部分だなと。私はけっこう重ねて見てしまう部分が多くて・・・。
感覚的にすごくわかる・・っていうところが多かったです。

実は等身大の役というか、ヒーローでもないふつうの感覚を持った人の役って、やはり虚構の存在である男役の中ではなかなか珍しい役なのかなと思うんですよね。
それを最初に感じたのはアレックス。
アレックスは王様とラベリングをされたけれど、彼の感覚はふつうの人と同じだと思うんです。周りから期待されて、それによって利用され追い詰められて息苦しさややりきれなさを感じるっていうのは、本当によくわかる感覚でした。
アレックスは観客である自分であり、そして自分ではない。
それと同様にアリステアも観客である自分であり、そして自分ではないと思う役です。

ただ、宝塚の男役は観客の理想の男を演じてなんぼの面が強いだけに、セナ君の演じる等身大の役っていうのは、きっといろんな風に思われていたんだろうなと・・・。
でも、それだけじゃないんですよね、男役は。
男役は男でもなく女でもない。逆に言えば、男を演じるけれど本当の性は女性だからこそ、共感出来る男性像っていうのを作ることが出来ているのも事実だと思うんですよね。
昔からの男役はやっぱり「女性が演じるからこそ出来る、女性から見た理想の男」を演じることが基本なんでしょうが、セナ君に関してはあまりその視点を芝居に関しては感じなかった気がします。
だから「脆さ」を躊躇なく表現できるというのはあるんだろうなと思いますね。

ただ、主人公が等身大っていうのはけっこう物語の設定にはありがちなんですが(笑)、ヅカの場合は主役が等身大ってあんまりない気がします。そこが物語ではふつうなことで、ヅカではふつうじゃないことなのかなと思います(笑)。

で・・・主人公が等身大である場合、主人公はわりと巻き込まれ型が多い気がします。
セナ君が巻き込まれ型の主人公が多いのは、持ち味からというより、等身大に役を演じ、かつ等身大の役が多かったからかなと思うんです。あんまりスーパーヒーローを演じたことがないですし、そういう役はあまりセナ君らしくない気がします(笑)。
主人公が巻き込まれ型も、わりと物語としてはありがち(笑)なパターンなんですが(笑)、ヅカではそうでもないのかなと思ったりします(笑)。
ヅカの典型は最初は巻き込み型で後半巻き込まれていくパターンが多い気がするんですが、セナ君が演じた役は逆パターンが多いんだなということもなんとなく思いました。

そういう風にヅカのふつうとふつうじゃないことって、なんかいろいろ考えるとけっこう複雑な感じがしますね。

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