« 涙雨 | トップページ | 二つの輝き »

一生忘れられない七夕

今日、セナ君の退団会見がありましたね。
新聞の記事でいくつか読みましたが・・・あぁ・・・とても良い笑顔です。
なんだかとっても綺麗で穏やかな表情をしているなと。
あの表情を見ていると、なんだか涙が出そうなのに、落ち着くような変な気分になります(笑)。

会見の内容を見ていると、舞台は続けてくれそうですね。
彼女は・・私が言うのも何なんですが(笑)、やっぱりずっと芸の世界で生きてきた人ですし、続けてほしいと思うので。勝手な思いかもしれないですが・・ね。

あと感動したのがディナーショーのタイトル「ZERO」のことについての話。
あの立場になった人が、なかなか「私は舞台人としてマイナスからスタートしたので、今やっとゼロになれたという気持ち」とは言えないのではないかと。それぐらい自分に厳しく歩んできた人だから、出てきた言葉なんだろうなと。ディナーショー・・・行きたいです。あいあい、すーちゃん、おときちさんのメンバーもナイス!ですし。

偶然にも七夕。そして昨日は昨年かなみんが退団した日。何か運命的なものを感じました。

わりとファンの皆さんは、それぞれが思うセナ君についていろいろ書いているので、私も好き勝手にセナ君について少し・・。

相手役がいなくなってからの彼女を見ているのが辛いというファンの人もけっこう見かけました。
一人ですべてを背負っていると。

・・・でも、私はむしろセナ君単体での魅力が開花したのは相手役なしの立場になってからなのではないかと思っていて。
もちろん私はアサカナフォーエバー!!派なので、それは決してかなみんと組んでいるときにセナ君の魅力が出ていないという意味ではなく、かなみんがいるからこそ、そしてセナ君とかなみんだからこそ作り上げられるものが確かにそこにはありました。その輝きは忘れることが出来ない大切な思い出で。
そういう誰かとの組み合わせで光る面もあれば、そうではない面もセナ君は持っていた・・ということです。

でも、それって一人に実際になってみないと絶対にわからなかったことだと思うんです。

だから、固定の相手役、しかも彩乃かなみというかけがえのない相手役に出会い、ともに歩んだ時代も、そして別々の道を歩むことを決意し、瀬奈じゅんという男役が孤独を背負い一人で歩んだ時代も、両方とも私には大切で、そして違った魅力、違った光を放っていたんだと思っているんです。

別に相手役が固定されないことをセナ君が望んだとは私は思わないけれど、でも、かなみんが退団する時点で、それでも続けることを選んだのはセナ君だから。その決断をしてくれたことに私は感謝しています。そうでなければ、ギャツビーにも宮様にも「SAUDADE」にもトートにも出会うことはなかったから。
だから、一人でかわいそうだとか、見ていて辛いっていうのは、なんだかそう決断してくれたセナ君に対して失礼かも・・と私は思っていて・・・。
それは人によって、ファンによって感じることはいろいろだと思うので、あくまで私は・・です。
・・・孤独を背負ったセナ君は私には辛いとかより、魅力的に見えたので。

逆にトップになってからセナ君が悩んで苦しんでいたのは、トップ就任直後だったと私は舞台を見ながら感じていました。・・・確かに最初の大劇場3作品の芝居はあまり恵まれてはいなかったけれど(苦笑)、それよりもショーの方で迷いが見えていたのには、驚きました。でも、それぐらいトップスターという立場は難しいものなんだろうなと漠然と感じていました。
彼女に迷いを吹き飛ばす風が吹いたのは「ファンシー・ダンス」~「EL VIENTO」~「ダル・レークの恋」のとき。
このことは昨年の12月号の歌劇でセナ君自身も語ってくれていました。

そこからはどんどん大きく輝いて進んで・・・今に至ったという風に私は思えます。

あぁ・・上手く語れないけれど、なんだかその悩みながらもがきながら・・でもそれを乗り越えて成長していく姿がとても人間らしくて素敵だと思っています。

思い出深い役ってたくさんありますね・・・。

私は東京の「エリザベート」は見れないので、少しずつ過去のセナ君の舞台の話もしていきたいなと思っています。


|

« 涙雨 | トップページ | 二つの輝き »

瀬奈じゅん」カテゴリの記事

コメント

今日は晴れて良かったですね。窓から綺麗な満月が見えます。
あさこさん、本当に綺麗な表情をされてましたね!晴れ晴れとはこういうことを言うんだなと。とても充実している様子が伝わって来ました。
私もあの笑顔を見てホッとした気持ちと会見したことによってやっと実感が沸いて来た、複雑な心境です。
会見の内容では今後も活躍してくれるみたいですね!!
素直に嬉しかったのですが、私にはまだ想像つきません。
宝塚からいなくなることも…。
とりあえず今はあさこさんを信じて一日一日を大切に過ごせたらと思います。
かなみんが退団した日に発表は偶然であるにしろやっぱりどこか嬉しかったです(笑)。
「少しずつだけど成長してる」その言葉通り、目には見えなくても、でも確実に変化して行くあさこさんだから私は応援したいと思うようになりました。
きっと最後の日まであさこさんは成長することを止めないんだろうなと感じます。

投稿: なな | 2009年7月 7日 (火) 23時57分

連日のおじゃま、すみません。
ちょっと興奮しておりますっ。
実は、桜月さんに共感しまくりながらも、サブタイトルの一言には遠慮があり、書けなかった私の本心が、綴られていて・・・びっくり!あまりにもガチンコです。
本当に、ネットや露出物には、やもめ可哀相論が多く、・・そうかなぁ・・・私の見方は全く逆だわ・・と常々思っていまして。
好みの問題というより、ほんとに、表現者として、追求する高みを、品格の次元に据えた彼女の姿に対して、可哀相とはなんと失礼な感覚だと思ってしまって。
でもあまりに自分とは逆の方が圧倒的なので、あまり声高には言えませんでした。
退団年で最後の掲載となる「おとめ」に、前年まで無回答だった〈好きだった役〉にギャツビーとシシィを表記したことで、表現者として、魂が震える感覚を実感できた、正直な気持ちを、最後に載せたんだな、と、私の瀬奈氏ベストアクトと合致して、ひとり納得してしまいました。トップを続ける内は、超公的なものに、女役を載せるのを控えてきたのだと、あ、やはり今年で退団なんだなと。
そして、今月のミュージカル誌のインタビュー記事。私の確信する繊細な、プロの彼女がそこにいて。きちんと、成すべき地点を見つめて、客観視できている。(月ミュの取材班は、とてもいいんですよ)
「今」の彼女が、ほんとに魅力的です。
でも、もっと魅力だと思うのは、とても起用であろうところと、実は見えにくい不器用さとを持ち合わせ、自分にはっぱをかけて努力する、普通のひとであるところ。だからこそ、彼女オリジナルの輝きを確立できた、そんなふうに、思ったりして。

投稿: るる♪ | 2009年7月 8日 (水) 00時52分

すみません、またお邪魔します。
昨日・今日の記事、そして皆さんのコメントを読ませていただいていて、涙が出ました。
特に可哀想云々のところには、全く同感です。
とりあえず、月刊ミュージカル買い忘れたので早く入手しますっ。

投稿: こいし | 2009年7月 8日 (水) 01時40分

なな様、コメントありがとうございます☆
本当に綺麗でかわいい笑顔でしたよね、セナ君。残念ながら、まだ記者会見の様子の映像は見れていないのですが(週末までお預けです)、インタビュー記事からも充実しているんだなということが感じられましたね。

私も、先のことはまだあまり考えられないと言いますか・・・、まだ宝塚から男役瀬奈じゅんがいなくなってしまうことに対して全く実感がわかないです。私もなな様と同じように、残り少ない宝塚での日々をファンである自分も大切に過ごしたいですね。

本当に偶々ではあるんですが、すごく記憶に残る退団発表の日だったな・・と。かなみんの退団から一年後っていうのはやっぱりアサカナ好きとしては感じるものがありますよね。これから毎年七夕になると、この日のことを思い出す気がします。

前に雑誌でかなみんに、「あさこさんは一歩一歩進むことを楽しむ人」みたいな風に語られていましたが、本当にそうだなと思います。

きっと最後まで、そして退団してからも進み変化していくことを恐れずにやめない人だろうと思いますし、私もそんな彼女が好きですね。

投稿: 桜月 | 2009年7月 8日 (水) 21時11分

お久しぶりです。
同じ想いをしている方がいらっしゃる。
今の私のとって、心安らぐ場所を
作って下さった桜月さんに感謝の気持ちで
いっぱいです。
麻子さんに対する想いを上手く言葉に
出来なくて・・・桜月さんの言葉を
読ませていただいて、《そう!そう!
そうなの!》と何度思ったことでしょう。
いつも心が振るえます。
これからも、熱い想いをいっぱい
聞かせてくださいね。

投稿: ひまり | 2009年7月 8日 (水) 21時28分

るる♪ 様、コメントありがとうございます☆
いえいえ、いつも嬉しいお言葉をありがとうございます。
やもめ可哀想論(笑)は・・・たぶんそうは思っていないファンも私やるる♪ 様のように、けっこういると思います。でも、ネットでは書きにくいのも事実だと思いました。
それと同時に、相手役がいないことがどうして駄目なのかも説得力を持って語れる人もいないということも私は感じていて・・。

ただ、きっとセナ君がかなみんと組んでいた時に「コンビであることの素晴らしさ」も体現していて、またそれまでも男役同士でのコンビで語られることが多かった反動もあるのではないかと思いました。
でも、それぐらい、コンビ扱いされるときと、されない一人のときでは実は全然違う輝きを放つスターだということを見せた時点で、これはものすごく意味のある試みだったのだと私は思っています。この話はもう少し詳しく語りたいです。

るる♪ 様の仰るように表現者として、より高い目標を持って進む彼女の姿は魅力的で気高く映りはすれども、かわいそうだという感情は一度も抱くことはありませんでした。
痛々しいと思うこともありはしました。でも、そうしなければ更なる高みに進めないことを一番わかっているのはセナ君自身だと思っています。
だから尊敬はすれども、かわいそうとか気の毒だとは全く思わないですね。
るる♪ 様が同じような風に考えて同意してくださったことがとても嬉しいです。

「おとめ」に挙げた役は私も納得の2役です。以前のおとめにはセナ君、ちょこちょこ好きだった役書いていたような・・(あいまいな記憶ですが)。「あかねさす」の大海人皇子と「二都物語」のシドニー・カートンは、これも自分が好きな役と一緒だったので、嬉しかったような・・・。「Ernest・・」のジャックもいつか書いていたような気がしたんですが・・・(別の本だったかもしれないです)。ここ最近は書いてなかったので、ここまで振り返って、ギャツビーとエリザベートがやっぱり好きだったんだろうと思いますね。
男役であっても、あのエリザベートという役はその後のセナ君に大きな影響を与えた役だと思うので、書いてくれて嬉しかったです。

月刊ミュージカルの取材は本当に素晴らしいですよね(笑)!!こちらの聞きたいことを上手く聞き出してくれている感じがします。なので、セナ君のインタビューが載っている回はほとんど買っている気が・・(笑)。昔の「二都」のときのインタビューもとても良かったですし。
あのインタビュー記事は、るる♪ 様の仰るようにセナ君のプロとしての言葉が綴られていましたよね。

私も彼女は普通の人だからこそ、こつこつ努力して不器用さを克服してきたからこそ、ああいう風に輝けるようになったのだと思います。そこがとても魅力的ですよね。でも、その努力し続けることが出来るのも、また一つの才能なんだろうと思います。

投稿: 桜月 | 2009年7月 8日 (水) 21時44分

こいし様、コメントありがとうございます。
本当に私も皆様のコメント読んでいて涙しました。
たぶん、かわいそうかどうかは見る人によっていろいろなのでしょうが、私はそうは思わなかった・・ということだけはやはり伝えたいところでした。
それどころか、私はここ最近の輝きを増したセナ君の姿に圧倒されっぱなしです。
なので、同意していただけてとても嬉しかったです。

月刊ミュージカルの「エリザベート」のインタビュー内容はものすごく内容が濃いので、ぜひ読んでみてください♪

投稿: 桜月 | 2009年7月 8日 (水) 21時52分

ひまり様、お久しぶりです。コメントありがとうございます☆

こちらこそ、同じ思いを抱いた方がこうして温かいコメントを下さるたびにとても嬉しくて感謝しています。書いている私も、読んでくださってひまり様のように仰ってくださる方がいるからこそ、こうして自分の思いを書くことが出来るのだと思います。

私もいつも自分の感じたことやセナ君への思いをなかなか上手く言葉に出来なくて・・歯がゆい時もあるのですが、言葉にすることで、そういう思いを抱いている方が自分だけではないと知ったときほど嬉しいことはないと言いますか・・・。だから、やはり言葉にして自分の感じる瀬奈じゅんという舞台人について、これからも出来るだけ語っていきたいと思っております。

こちらこそ、このようなブログですが、今後もよろしくお願いします。男役を全うするセナ君をしっかり見つめていきたいと思います。

投稿: 桜月 | 2009年7月 8日 (水) 22時01分

いつも拝見しております。
会見のあさこちゃん。穏やかな素敵な表情。私の好きなあの可愛い笑顔を見れてホッとしました。

退団には白いスーツと決められていたようですが、今年のスターカレンダーの白いスーツ姿を見たとき、今年一杯なんだ。とあさこさんファンならみんな直感的に感じたのではないかな?

今、じっくり会見の写真を見ていると、トートのままの付け爪で。あぁ素敵です(*´ェ`*)

桜月さんが思っていらっしゃる事。あさこちゃんにそのまま伝えたいくらいです。

みほこちゃんという最高のパートナーが去った後も、敢えて居続けて夢をみさせてくれている彼女に対して、私は失礼というか恥ずかしい考えを持った事があるんです。

あさかなコンビが大好きだったので、かなみちゃんが辞めてしまったら・・あさこちゃんが他の娘役さんとコンビを組んだら今までの
ように好きで居続けられるかな?
ファン辞めてしまうのではないかって・・

でもそんな心配は皆無でした。
舞台上で孤独を背負ったように見える瀬奈さんは、桜月さんが言われるようにまた違う輝きを放っていて。

タキさんをはじめ上級生が全員去って、最上級生でトップ、しかも相手役がいない状態だと、重圧がかなりかかっていた事には間違いないとは思います。

でもこの1年で魅せてくれた作品の中のあさこちゃんは、かっこいい、色っぽいなどの形容詞ではない、なんと言ったらいいのか崇高な感じがして、今まで以上に目が離せませんでした。

でもね、退団発表がかなみちゃんの卒業の日というのは感慨深いですね。
しかも七夕会見なんて。(≧∇≦)
どこまでも夢をみさせてくれる人です

欲を言えば、花組時代からのあさこちゃんを見続けたかったです。
でもこの時期に宝塚ファンで居られた事に
感謝しています。幸せです。

投稿: YUKI | 2009年7月 9日 (木) 00時20分

YUKI様、コメントありがとうございます☆
セナ君の笑顔、とても爽やかでかわいい笑顔でしたね。あの笑顔見ていると、この人のファンで幸せだと改めて思います。

そういえばカレンダーはそうでしたね。退団は白というイメージが宝塚では強いですし、やはり最後の年になるということはずっと意識していたのでしょうね。

私もYUKI様と同じようなことを、かなみんが退団するときは思っていました。ただ、あの時点では、やっぱり「セナ君はどうなるんだろう?」という先の見えない不安しか抱けなかったと言いますか・・・。
私もアサカナが大好きでしたし、宝塚でのミーマイ千秋楽は一応劇場前まで行ったものの、公演自体はチケットがなくて見れなくて、泣きそうになりながら家に帰ったものです(笑)。

でも、きっとあの時点ではセナ君自身も不安だったようにも見えました。
その不安を解消したのが日生のギャツビーだったと思うんです。
あの舞台が素晴らしかったからこそ、むしろあの公演でセナ君の一人だからこその魅力が開花したから、私もそれ以降は不安になることなく見つめ続けられた気がします。
だから、かわいそうとか気の毒と思うことと、不安に思うことは似ているようで全然違うのではと私は勝手に自分の都合の良いように考えていました(笑)。
でも、本当に私は相手役が居なくてかわいそうとか全然ギャツビー以降感じなかったので・・。
もちろんYUKI様の仰るように、トップかつ最上級生ということで重圧がかかっていたことは確かだと思います。
でも、そこを超えないと主役を務めるものとして、舞台人として一歩先へ進めないことを一番理解しているのは、当事者であるセナ君だと私は思うので、ファンがどうこう言えるものではないと感じていて・・・。
それはきっと一人で歩むセナ君の姿が、YUKI様の仰るように「崇高」に見えたからだと思いますね。

でも、一人じゃないんだと「SAUDADE」で感じたことも大きいかなと。共に歩む月組の仲間たちがそれぞれ相手役なんだなと、あの作品で実感できましたし。
いろんな娘役さんと組むとセナ君が違う風に見えるのも面白かったです。

退団会見は七夕で、発表はかなみんの退団した日なんて・・・本当にすごいドラマチックだと思いますね(笑)。

私も花組時代は今ほど見ていないのです。トップになってからの方がよく見ていますね。
とにかく、私も彼女に出会えたことに今はただ感謝の気持ちでいっぱいです。

投稿: 桜月 | 2009年7月 9日 (木) 21時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 涙雨 | トップページ | 二つの輝き »