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2008年12月

何もかもを乗り越えて

年末のこの微妙な時間になると何か書きたくなるという・・・(笑)。
年末に書きたかったのに書けていなかったことを、少し語っておこうかなと思います。
詳しくは改めて年明けに語るかもしれませんが。

今年一年、ありがとうございました。皆様、良いお年を☆

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2008年を振り返って

ブログ放置しっ放しで申し訳ありません(苦笑)。

「夢の浮橋」で書きたいことがありながらも、上手くまとまらず悶々としていて、タカラヅカスペシャルが見に行けないので、ちょっとふて腐れており(笑)、その間に沖縄に旅行に行ったりしていたので、全く更新できませんでした・・・。

しかし、年末のクロニクルでタカラヅカスペシャルの様子はしっかり見れたので、元気になりました(笑)。
東京公演のお稽古場でも、更にシャープさを増したようなセナ君の匂宮と、稽古場とか関係ないぐらい熱い(笑)ダンスにワクワクしました。
東京の方はお正月から、月組公演楽しめるので良いですね☆
私は3日に花組「太王四神記」がヅカ始めです(笑)。そちらの方はまた「欲張り日記」の方に感想を書くと思います。

と、いうことで、クロニクルも見たので、2008年を振り返りたいと思います。

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世界はすべて操り芝居

千秋楽終わってしまいましたね・・・。

本当に今年は良い一年だったのではないかと思います。
「歌劇」誌でのセナ君のインタビューについてや、今年一年を振り返っては、また改めて書きますが、「夢の浮橋」の自分なりの解釈のまとめを続けていきます。

薫の視点から見ると、この作品ってツッコミどころ満載だと思うんです(笑)。
少なくとも薫寄りに見ている人にとっては。
薫から見たら浮舟の気持ちはわからない。
でも、匂宮視点から見れば、浮舟の気持ちは痛いほどわかる。

つまり、ちゃんとその登場人物が見ている世界として見えてくるのが、この作品の難しいところであり、面白いところだと思います。

実は匂宮視点で見ると、あまり話としてはツッコミどころはないんじゃないかと。

月組メンバーの芝居についても書きたいんですが、まずは解釈の話を先に書いてしまいたいと思います。

以下、ネタバレあります。

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今年のラスト観劇も月組でした

1年って早いものですね・・・。もう2008年も終わり。タカラヅカスペシャルが観れないので(笑)、今年の観劇ラストは7日15時の月組公演でした。
そういえば、去年も「A-“R”ex」でラストでしたね。

ラスト観劇は久々に母と観劇だったのですが、やっぱり「夢の浮橋」の方は政治の話がよくわからなかったみたいです(爆)。
でも、私にとっては観れば観るほど味が出る・・・そんな公演を大劇場で観る事が出来て、けっこう幸せでしたね(笑)。ショーは楽しかったし。

ということで、今回の公演はどちらかといえばショーより芝居について語ってきましたが(笑)、ショーは私が言葉を尽くして語るよりも実際に見ていただいた方が良いなと思うし、他にも書いている人がたくさんいるので、私が特別に書くことってあんまりなかったんです。

でも「夢の浮橋」は解釈がいくらでも出来るような曖昧な描き方がされているので、自分なりの解釈を示したいなというか、自分の中ではっきりさせておきたい気持ちがあって、ずっと考えて書いてきました。
観るたびに思うことが少しずつ違ってきていて、「A-“R”ex」と同じような状態になっているんですが(笑)。

あくまで一観客の解釈としての「夢の浮橋」語りを、これからまとめていきたいなと思います。

では、7日に見て最終的に感じたことなどを少し。
ネタバレあります。

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女性にとっての縛り

「夢の浮橋」を見る時って、誰に感情移入して見ます??

私は入り口として最初は女性の方に感情移入して、そこから匂宮、薫へと感情移入していくんですが、観た方は違いますか??いや、人によっては違うのかなと思うんですが(笑)。

大野先生、入りやすいように女性の考え方を現代的にしているように思えたんですが。

以下ネタバレあり。

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心を閉じ込めて

「夢の浮橋」「Apasionado!!」本日11時見てきました。
明日で私が見るのは最後なので、今日は頭をフル回転させつつ「考えながら」見ました(笑)。最後の回は考えるより感じて楽しみたいですが(笑)。
自分の気持ちによって、あるいは芝居によって、回によって感情に流されて見ているときと、理性で見ているときと、ほどよくバランスが取れて見ているときといろいろです。

ショーはあんまり考えないで、身を任せて楽しんでますけれど(笑)。

ということで、「夢の浮橋」深読み&「Apasionado!!」の感想を。

ネタバレあります。

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逆説・宇治十帖=夢の浮橋

昨日、セナ君のお芝居には「逆説的な論理」があるんだという話をしました。

「喜劇性が極まると悲劇になる」っていうのは、『解釈力と知的能力』の中で、榊原さんの論に対して書いた「ミーマイ」を具体例としましたが、「天使の季節」のアッサーラ王子も、「アーネスト」のジャックも、「パリ空」のアルマンドでさえも、その演劇の逆説的な論理を実際にセナ君は見せてくれていたと思います。

でも、思えば「悲劇性が極まると喜劇になる」っていうのも、現実にやってのけてますよね、セナ君は。
「喜劇」っていうと誤解を招きそうだから「ハッピーエンド」かなと思うんですが・・・。

例えば「二都物語」のシドニー・カートン。
愛する人の夫の身代わりとなって断頭台の露と消える男ですが、最後にあるのは彼の死です。
でも、究極的にはハッピーエンドなのかも・・という感覚がありました。

最近では、もちろん「グレート・ギャツビー」。
無惨な死に方ではあったけれど、彼は自分の生き方には後悔はない気がしました。
悲劇を極めるとハッピーエンドに見えるという、まさに決定的な二つの公演です。

「エリザベート」はその悲劇とハッピーエンドの反転を、実にわかりやすく演出している芝居なんじゃないかと思いますね。

それを、わりとはっきり示していたのって、今から考えたら「A-“R”ex」の最後の場面での、アレックスとニケのやり取りなんじゃないかとぴんと来ました(今更ですが)。

アレックス「主役には、一応こんなハッピーエンドが残されていた・・。・・・これはハッピーエンドなのか?」
ニケ「あなたがそう思えばね。私はそう思おうとしているわ。」
アレックス「・・・ありがとう。」

これって、セナ君の芝居の特徴である「逆説的な論理」そのままだったのではないか?と思うわけです(笑)。
なぜなら、「A-“R”ex」の外枠としてあるアレクサンダー大王の話としては、彼が熱病にかかって死を迎えようとしている状況です。
はっきり言って「悲劇」です。
でも、それが極まると、アレックスにとってのハッピーエンドとなるんですよね。

そして、さらに今回の「夢の浮橋」もまさにその論理の上に成り立っているわけで(笑)。
本当にオギーと大野先生は目の付け所が似ている(笑)。

つまり、「夢の浮橋」の外枠としては原作の「宇治十帖」があるわけです(笑)(ややこしくなってきました)。
私は以前に大野先生は「源氏物語」を批判・否定していると書きましたが、批判というよりは、逆説的に見ているんじゃないかなと思います。
だから、匂宮が主役なんです(笑)。
そこに、見る前からすでに、逆説・宇治十帖としての「夢の浮橋」のヒントが隠されているのではないかと思うのです。
どうも「A-“R”ex」の時と観客の混乱の仕方が似ている気がするので(笑)、そう思えて仕方がないんですよね。

なので、「A-“R”ex」で、アレクサンダー大王という史実がありながらも、舞台では一人の青年アレックスとして、歴史的事実の枠は崩さずに、アレックスの内面に迫って物語を描いたように、「夢の浮橋」も「宇治十帖」という原作がありながらも、舞台では現代にも通じる青年匂宮として、一応原作の流れは崩さずに(笑)、内面描写を重視しているんですよね。

以下、ネタバレあるので隠します。

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わかりやすいのは小池作品

「逆説的な論理」の付け足し(笑)。
そのセナ君の芝居の論理を、初見の人にもわかりやすく見せている作品は、小池作品だと思います。
あれはその逆転がわかりやすい。

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逆説的な論理

なんか「瀬奈じゅん」論って面白いですよね(笑)。
どうにもセナ君という舞台人は簡単ではないな・・・と(笑)。

昨日書いた宝塚イズム6の論から、ちょっと自分なりに考えてみたことがありまして・・・。

「夢の浮橋」についてももう少し絡めて書きたいと思います。

ネタバレあります。

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解釈力と知的能力

30日も15時公演を友人と見てきました。
「夢の浮橋」の方は、やっぱり友人は「わからない・・」といっていましたが(初見ではピンときにくい作品ですし)、1週間経つごとに、飛躍的に芝居がよくなっていることに毎回感動します。
30日は、胸をしめつけらるような切なさに、何回も涙しました。三人三様の思い、周りの人々の思いがあまりにも哀しくてね・・・。

セナ君のすごいなと思うところは、ちゃんと1時間半の間に匂宮と共に成長しているところです。
だから最初と最後ではセナ君の姿が違って見えるというか・・・最後の方がより大きく見えました。

それに、やはり「夢の浮橋」はすごく良く出来た作品だと思います。計算されているというか・・・。説明台詞がないから、いろいろ理解しづらいけれど、「源氏物語」の基本設定と人物関係図のみ知っていれば、2回目ぐらいからはすんなり見れるのではないかと(「あさきゆめみし」はおすすめしません)。

ちょっとそれに絡めつつ、「宝塚イズム6」でこのタイミングで「瀬奈じゅん」特集と題して、瀬奈じゅん論を展開していたので、それを読んだ感想も。

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